北海道の森に育つ植物を素材とし、作家独自の視点でスキャナーに直接配置して写し取る手法で、
THE KNOT SAPPOROのために制作された作品です。
どちらの作品も、北海道の原生林ではなく、ホテルのある札幌市街に隣接する
身近な森＝裏山で採取した植物を使用しています。

手の届く距離にある植物だからこそ宿るリアリティが、神秘性や感度の高さ、
そして驚きをもたらします。繊細な造形の美しさや形態の面白さを通じて、私たちの日常の視点では
捉えきれなかった“何か”を映し出す作品です。

---

作者：孫田 敏
タイトル：札幌の身近な植物-巡る季節のひとコマで
設置位置：1F 階段
制作年：2020年秋