YOKOHAMA Magazine Issue03 –Behind the Scenes “ NIGHT CRUISING ”–

Feb 19, 2021

YOKOHAMA Magazine Issue03 –Behind the Scenes “ NIGHT CRUISING ”–

愛すべき横浜の日常を一冊に閉じ込めた、THE KNOT YOKOHAMA Magazine issue03『 ROLLIN’ 』。街を流すようにして切り取った、ローカルの人や場所や空気感。ここでは、マガジンの背景にあるストーリーを、誌面とはまた違う角度からご紹介します。” DAY CRUISING “編に続き、日が暮れて個性が深みを増す時間帯に焦点を当てる” NIGHT CRUISING “編。マガジンといっしょに味わえば、さらに奥深い横浜の魅力に触れるきっかけになるはずです。

Edit & Text by  Akiko Fukunaga
Photographs by  Kousuke Matsuki


2020年、末吉町に新たなスポットが現れた。
元運送会社の木造2階建てをリノベーションしたオルタナティブスペースで、
美術家の稲吉稔さんと俳優の渡辺梓さんによる「似て非 works」の拠点的ギャラリーだ。
オープニングレセプションでは、稲吉さんの美術作品やゲストアーティストの作品が展示された。
さらに、「たけのま」のオーナーでもある内藤さんの所属するWCNと、
発電ポールダンサーのメガネさんによる音楽の即興ライブがゲリラで行われた。
なんだかヒップでかっこいい。末吉町のイメージは刻々と進化していくだろう。

▶︎ 似て非 works 末吉町
Address_横浜市中区末吉町1-21-9
Tel_045-228-8197
https://www.nitehi.jp

陶芸家でもある六反征吾さんによる、仲通りにある秘密基地みたいなスポット。
ここは、昼はカレー屋、夜はバーに変わる。そんな二つの顔を持っていても、
六反さんが創り上げた空間は、どの時間帯もバツグンに居心地がいい。
目にも美味しいスパイスカレーは、日替わりメニューで¥1,200。

▶︎ 丸祇羅(Daytime)/バー六反(Night time)
Address_横浜市中区福富町中通4-2 3F
Instagram_ @marumasala

関内の路地裏にひっそりとたたずむ「かもめのばー」。
店の名前のモチーフが連なるシャンデリアの下には、いつだってユニークな大人が集まる。
有機的なラインが特徴的なカウンターは、「丸祇羅/バー六反」を営む六反さんの作。
大人たちの隠れ家は、神奈川県産の旬野菜も販売していて、それもまた粋だ。

▶︎ かもめのばー tenjishitsu : Tür aus Holz 常盤町
Address_横浜市中区常盤町2-10 伸光ビル1F
Tel_080-9781-3303
http://favoris.co.jp/kamomenobar

元スナックならではの雰囲気で、こだわりのタコスとカレーを味わえる。
ここは、「丸祇羅」の隠れ家的な2号店。
並ばないと食べられない日もある名物の日替わりカレーを、
この店ではミニサイズで、「丸祇羅」の閉店後も食べられる。
そして、やっぱりこの日もカウンターは満席。
元々スナックだった場所は、形を変えても話が弾むようだ。

▶︎ KING ROTI
Address_横浜市中区福富町仲通2-4
Instagram_@kingroti6

世代を超えて愛される、明治時代創業の老舗酒屋による角打ち。
横浜橋商店街のすぐそばにある下町風情で、50円のつまみだってたくさん。
気負わず立ち寄れば、そこには都会的な側面とは違う横浜のムードが広がっている。
「浅見本店」のように、今も昔も変わらない包容力が、この街にはやっぱりあるんだ。

▶︎ 浅見本店
Address_横浜市南区万世町2-27
Tel_045-231-3048


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