美味しいレモンサワーを本の山に囲まれた空間で
Jul 28, 2018

INTERVIEW
The OPEN BOOK
オーナー 田中開さん
新宿に通うようになったのは僕の祖父(直木賞作家の田中小実昌)がゴールデン街の常連だったことがきっかけです。母親が亡くなって資産が入ってきて、最初は大学院に行きながら特に何もせず暮らしていたんです。でもそろそろ(その資産も)なくなってしまうかもと思って、次にどうしようかと考えた時に、祖父と縁深いゴールデン街にお店を出すことを考えついたんです。飲食業は一番手っ取り早い形態だなと思って、土地を購入しました。お店を始める上での僕のゴールは祖父の名前を売ること(遺すこと)と、明確でした。だからとりあえずレモンサワーで名前を広めました。そうしたら後ろにある僕やおじいちゃんのストーリーは必ず後からついてくるものだと思ったので。
店の中にある膨大な本のコレクションはほとんどが祖父のものです。お客さんに寄付していただいた本もあります。お店には恋愛相談などをしに訪れるお客さんもいます。ズバッと意見してくれる誰かを求めてうちにきているのだと思いますね。多分、大人になればなるほど人に怒られる機会って少なくなっていくと思うので、みんな誰かに叱られたいんだと思います。喝を入れられたい大人も、そうでなくてもレモンサワーを飲みに是非来てくださいね。




Information
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店舗名
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The OPEN BOOK
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店舗タイプ
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BAR
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住所
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〒160-0021 1-1-6 Kabukicho, Shinjuku-ku, Tokyo