オリジナルトート アーティストの紹介
Mar 08, 2021
オリジナルトートがいよいよ発売です!
私たちのフィロソフィーがモチーフのシンプルなデザイントートと、アーティストとコラボレーションしたアートトートの2つをご用意。販売に先駆けて、ご一緒させていただいたアーティストとトートデザインをご紹介いたします。
THE KNOT YOKOHAMA Tote bag

■アーティストプロフィール
金子 未弥 / Miya Kaneko
2017年に多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士号(芸術)取得。人々の場所に関する記憶から、目に見えない「都市の肖像」を描くプロジェクトを行っている。2017年にTokyo Midtown Award 2017 グランプリ、2018年にはART IN THE OFFICE 2018を受賞。2017年より黄金町エリアマネジメントセンターレジデンスアーティスト。
《主な展示会》
2020年 Creative Railway〜みなとみらい線でつながる駅アート,元町•中華街駅(神奈川)
2020年 黄金町バザール2020 (神奈川)
2019年 六甲ミーツ•アート芸術散歩2019 (兵庫)
2019年 中之条ビエンナーレ2019, 近藤公園(群馬)
2019年【個展】“Information Center- Would Atlas Project in ” (光州, 韓国)等
Instagram
@kanekomiya
■今回トートバッグ用にご提供頂いた作品に関して
作品名:《観測された未発見の小惑星_1(35.441566, 139.625390)》
作品素材:紙にインク
作品への想い:外出自粛期間中にすっかり定着した「ソーシャルディスタンス」という言葉は、地域社会で生活する私たちの日常を一変させたように感じます。日常からささやかな会話が失われると同時に、普段の名前も知らない他者と交わすさりげない会話が、実は社会全体に彩りを添えていたことを再発見する社会現象であったと言えます。
一方で、例えばWeb会議システムを用いて、普段は参加できない遠方の講演やディスカッションに参加していると、他者の声は、息づかいや話のテンポなどは意外なほど多くの繊細な情報をもたらしてくれる発見がありました。
これらの経験から、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた人々が行うコミュニケーションの変容を特に「話し声」に着目して、作品に反映させました。具体的には、道路に面したガラス張りのギャラリー内で公開制作を行いました。公開制作中に訪れた人は私に電話をかけることができ、電話でその人にとって特に重要な場所や、強く印象に残っている場所の話を伺い、私はその会話を元に地図を想像し、その集合から一つの「未発見の小惑星」のドローイングを描いています。
「未発見の小惑星」とは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による外出自粛期間中に、異様なほどの静けさに包まれた横浜を一人で歩いていたときに、都市のイメージはどのように変化するか想像してみたことから始まりました。
同じ光景を目撃しているはずの他者がいないと、都市をなぜかとても遠く離れた場所のようだと感じたのは、まるで確実に存在しているけど見ることのできない未発見の小惑星と都市はどこか似ているからなのではないかと考えました。
実は、誰とも共有することのできない「都市の記憶」はお互い数光年くらい離れているのかもしれません。では、たとえ誰も見ていなくても、都市は都市でいられるのでしょうか?当プロジェクトは、ワークショップを通して、数光年離れた先に漂っている現在地のイメージに思いを馳せる試みです。
■今回のコラボレーションの感想やTHE KNOTに対する印象
私自身、旅行や遠出は好きで、その中でもホテルは旅行者にとって重要な「拠点」となる場所であると感じています。
幼い頃、自分にとって大切な場所に目印として小さな石を置いておく遊びをしていたことを思い出しました。
ささやかな目印のような作品になったらいいなと思っております。
■金子未弥氏代表作品

Creative Railway〜みなとみらい線でつながる駅アート,元町•中華街駅(神奈川)2020年 Photo by Ujin Matsuo

Photo by Yasuyuki Kasagi
THE KNOT TOKYO Shinjuku Tote bag

■アーティストプロフィール
一林 保久道 / Hokuto Ichibayashi
1992年石川県生まれ。京都精華大学日本絵画専攻を卒業したのち、蛍光色や人工物を積極的に用いた独自のスタイルを確立。主に描く絵画には社会的なものや歴史的なものに、風刺を匂わせた作品や、幼少期に遊んだゲームのニュアンスを含ませた俯瞰的な画面や、ゲーム内の俯瞰図、歪んだ遠近感は元来古典絵画から着想を得た構図を織り交ぜた作品が主体となっている。
《主な展示会》
2020年 グループ展「Input/Output」,銀座蔦屋書店 (東京 銀座)
2019年, 2020年 個展「THE TOWER」, 藤井大丸 (京都 四条) , ダイトカイ (東京 渋谷)
2019年 グループ展「人物と風景」,The blank gallery (東京 原宿)
2018年 個展「melee close in」,ANAGRA (東京 半蔵門)
2018年 グループ展「memento mori」, L’illustre Galerie LE MONDE (東京 原宿)
2018年 グループ展「EPIC PAINTERS vol.4」, The blank gallery (東京 原宿)
2018年 グループ展「ヤングマンズ」,kara-s (京都 四条)
2017年 個展「FIGHTER」,argument gallery (東京 吉祥寺)
Instagram
@hokuto_ichibayashi
■今回トートバッグ用にご提供頂いた作品に関して
作品名:やぶさめ
作品素材:デジタルメディア
作品への想い:今回のテーマは、日本美と新宿の都会のイメージを併せたものを表現しました。朝日の出でる表現が日本の印象を更に強調させるかと思い、日の丸の的を射る那須与一のイメージで流鏑馬というチョイスをしてみました。
■一林保久道氏代表作品

メディア : Acrylic color , canvas
サイズ : 1050 × 780 (mm)
THE KNOT SAPPORO Tote bag

■アーティストプロフィール
鈴木悠哉 / Yuya Suzuki
1983年 福島市生まれ。2007年 日本大学芸術学部美術学科版画専攻卒業。近年は都市環境の観察をベースとしたドローイングのプロジェクト「archegraph study」をアジア、ヨーロッパなどの都市において展開。2020年より文化庁在外研修助成を受け、現在はドイツ在住。
《主な展覧会》
2020年「archegraph study_Berlin」,Migrant Bird space (ベルリン)
2019年「Phantoms Agora」,シャオロン児童美術館 (台南)
2019年「Futuristic Allegory」,Migrant Bird Space (北京)
2018年「archegraph study_Tainan」,絶対空間 (台南)
2017年「archegraph study_Seoul」,salon cojica,(札幌)
2016年「アッセンブリッジナゴヤ 2016」(名古屋名港地区)
2014年 札幌国際芸術祭2014, 500m美術館 (札幌)
2013年「Becoming Undone」,Kleiner salon (ベルリン)
2013年「Jeune Creation 2013」サンキャトル(パリ)等
Instagram
@uyasuzuki
■今回トートバッグ用にご提供頂いた作品に関して
作品名:archegraph study_Berlin
作品素材:色鉛筆、紙
作品への想い:今回バックにプリントされたイメージは元々は街の風景の断片的な要素を抽象化したものです。バックのようなプロダクトにプリントすることで、現実から抽出されたイメージが再び現実、生活の中に循環し、街の風景の一部となって流動するイメージを持って制作を行いました。
■今回のコラボレーションの感想やTHE KNOTに対する印象
今回コラボレーションの話を頂いた時に思い出したのは台湾で泊まったホテルのことで、そのホテルもアーティストとコラボレーションしてバックなどを作っていました。すると、そのバックのイメージとともにホテルのイメージも形作られるわけで、なにか素敵な印象として覚えているものです。(そのバックも購入してしまいました)その時に、なにかホテルとアートはかけ離れているようでイメージを作るという点では近いものがあるのかもしれないと感じました。アートもある意味では体験を作るという側面があります。もちろんアートとホテルは、あまりにもかけ離れた業種なのかもしれませんが、一見まったく離れた業種のものが組み合わさってみると意外におもしろい化学反応があるのかもしれないなと感じます。そのような意味で、今回のTHE KNOTさんの試みは新鮮であると感じました。
■鈴木悠哉氏代表作品

THE KNOT SAPPORO Tote bag

■アーティストプロフィール
手嶋 勇気 / Yuki Tejima
1989年、北海道生まれ 。画家。西洋古典絵画の技法研究と制作を経て、即興的でドローイングのような絵画を制作する。土地の歴史や文脈に自身が接続される試みとして「風景」を主な題材として描く。広島在住。
《主な展覧会》
2021年「サンワカンパニーアートアワード2021」,サンワカンパニー東京ショールーム(東京)
2020年「シェル美術賞展2020」,国立新美術館(東京)
2020年 個展「ひろしまスケッチ」,ギャラリーG (広島)
2019年「specimen(s)」,EUKARYOTE (東京)
2019年「VOCA展2019 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」,上野の森美術館(東京)
2018年 個展「Landscape and sky」,7T Gallery(大邱 韓国)
2018年 「原民喜 -かすかにうずく星-」,ギャラリー交差611(広島)等
Instagram
@yukitejima_art
■今回トートバッグ用にご提供頂いた作品に関して
作品名:AID#25
作品素材:油彩、キャンバス
作品への想い:『AID』はスマートフォンのドローイング用アプリでスケッチした画像(CG画像)を絵の具などを用いて再現した作品シリーズです。
この作品は広島を対象に、広島平和記念公園を俯瞰して描いています。
戦後、当地の画家たちによってさまざまな方法で描かれてきた”広島”を、その文脈を踏まえたうえで描きなおそうと試みました。
■今回のコラボレーションの感想やTHE KNOTに対する印象
THE KNOT さんは、札幌、東京、横浜、広島と各都市の文化や特質を生かしたブランディングをされており、とても魅力的な場を提供されているホテルだと思っています。
広島を題材に作品を作っていることもあり、THE KNOTさんのようなコンセプトで展開されている場所と一緒に仕事をさせて頂いてとても嬉しかったです。
THE KNOT HIROSHIMAでは、まだオープンして間もないにも関わらず、僕以外にもいろいろな当地のアーティストと積極的にコラボレーションをしていて、今後の活動がどうなっていくのかとても楽しみにしています。
■手嶋勇気氏代表作品



販売開始は間もなくを予定しております。
詳細のアップデートはTHE KNOT公式FacebookとInstagramにアップしてきますのでお見逃しなく!