THE KNOTオリジナルグッズ②-横浜編-

Dec 02, 2021

THE KNOTオリジナルグッズ②-横浜編-

THE KNOTではアーティストの方々との関わりを大切にしています。
各KNOTそれぞれ(横浜・新宿・札幌・広島)別々のアーティストさんにデザイン提供を頂き、各THE KNOTのオリジナルグッズの作成を行いました。
オリジナルグッズはマスクとトートバッグ。
今回はTHE KNOT YOKOHAMAで販売しているアートマスクとアートトートをご紹介します。

まずはアートマスクのご紹介。

■アーティストプロフィール
佐田真美 / Mami Sada
出身地:神奈川県
出身校:横浜美術大学

Instagram
@bjmoon_stst

・今回マスク用にご提供頂いた作品に関して
作品名:Francis Francis
作品素材:キャンバス、油彩
作品への想い:フランシス・フランシスという架空の人物を描いた作品です。彼は作品と同時に制作した小説の主人公でもあります。怠け者でもどこか憎めないフランシスについて、その周りの人物が語るお話です。この絵はそんな彼の性格の一面を表しています。制作するにあたり、フランシスが纏う空気感を出せるように色遣いにはこだわりました。

・今回のコラボレーションの感想やTHE KNOTに対する印象
今回は駆け出しの私にお声をかけていただき大変光栄です。自分自身の作品がマスクとして人々の生活の一部になったらと思うと嬉しいです。THE KNOTさんはファッショナブルで落ち着いた雰囲気のあるホテルという印象です。そんな素敵な空間で過ごすのは、とても魅力的だと思います。

続いてはアートトートバッグのご紹介。

■アーティストプロフィール
金子 未弥 / Miya Kaneko
2017年に多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士号(芸術)取得。人々の場所に関する記憶から、目に見えない「都市の肖像」を描くプロジェクトを行っている。2017年にTokyo Midtown Award 2017 グランプリ、2018年にはART IN THE OFFICE 2018を受賞。2017年より黄金町エリアマネジメントセンターレジデンスアーティスト。

《主な展示会》
2020年 Creative Railway〜みなとみらい線でつながる駅アート,元町•中華街駅(神奈川)
2020年 黄金町バザール2020 (神奈川)
2019年 六甲ミーツ•アート芸術散歩2019 (兵庫)
2019年 中之条ビエンナーレ2019, 近藤公園(群馬)
2019年【個展】“Information Center- Would Atlas Project in ” (光州, 韓国)等

Instagram
@kanekomiya 

・今回トートバッグ用にご提供頂いた作品に関して
作品名:《観測された未発見の小惑星_1(35.441566, 139.625390)》
作品素材:紙にインク
作品への想い:外出自粛期間中にすっかり定着した「ソーシャルディスタンス」という言葉は、地域社会で生活する私たちの日常を一変させたように感じます。日常からささやかな会話が失われると同時に、普段の名前も知らない他者と交わすさりげない会話が、実は社会全体に彩りを添えていたことを再発見する社会現象であったと言えます。
一方で、例えばWeb会議システムを用いて、普段は参加できない遠方の講演やディスカッションに参加していると、他者の声は、息づかいや話のテンポなどは意外なほど多くの繊細な情報をもたらしてくれる発見がありました。
これらの経験から、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた人々が行うコミュニケーションの変容を特に「話し声」に着目して、作品に反映させました。具体的には、道路に面したガラス張りのギャラリー内で公開制作を行いました。公開制作中に訪れた人は私に電話をかけることができ、電話でその人にとって特に重要な場所や、強く印象に残っている場所の話を伺い、私はその会話を元に地図を想像し、その集合から一つの「未発見の小惑星」のドローイングを描いています。
「未発見の小惑星」とは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による外出自粛期間中に、異様なほどの静けさに包まれた横浜を一人で歩いていたときに、都市のイメージはどのように変化するか想像してみたことから始まりました。
同じ光景を目撃しているはずの他者がいないと、都市をなぜかとても遠く離れた場所のようだと感じたのは、まるで確実に存在しているけど見ることのできない未発見の小惑星と都市はどこか似ているからなのではないかと考えました。
実は、誰とも共有することのできない「都市の記憶」はお互い数光年くらい離れているのかもしれません。では、たとえ誰も見ていなくても、都市は都市でいられるのでしょうか?当プロジェクトは、ワークショップを通して、数光年離れた先に漂っている現在地のイメージに思いを馳せる試みです。

・今回のコラボレーションの感想やTHE KNOTに対する印象
私自身、旅行や遠出は好きで、その中でもホテルは旅行者にとって重要な「拠点」となる場所であると感じています。
幼い頃、自分にとって大切な場所に目印として小さな石を置いておく遊びをしていたことを思い出しました。
ささやかな目印のような作品になったらいいなと思っております。

こちらのふたつの商品はTHE KNOT YOKOHAMA にて提供しております。
気になる方はフロントにお声かけください。